有機発光ダイオード（OLED）の開発会社である独Novaledの買収をサムスングループの第一毛織（Cheil Industries）が検討している。韓国メディアが報じ、第一毛織が3日、追認した。Novaledに対しては競合の斗山も買収を検討しており、Novaledは韓国2社の買収標的となった格好だ。
\第一毛織の広報担当者はNovaledを2億600万ユーロで買収するとしたメディア報道の内容についてはコメントしなかったものの、買収を検討している事実は明らかにした。
\Novaledはドレスデン工科大学とフランホーファー光学精密システム研究所のスピンオフとして2001年に設立された。保有ないし申請中の特許は500件を超える。本社はドレスデンにあり、日本と韓国に事業拠点を構える。従業員数は130人。2011年には1,740万ユーロを売り上げた。
\Novaledはサムスン電子を主要顧客とするほか、サムスングループの投資会社サムスン・ベンチャー・インベストメントから9.8％の出資を受けている。独『フランクフルター・アルゲマイネ（FAZ）』紙は3日付の報道で、斗山がNovaledの買収に関心を表明したため、第一毛織が買収の検討に入ったとの見方を示した。
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