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2013/6/5

経済産業情報

電動アシスト自転車、半数以上が不合格に=性能テスト

この記事の要約

全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は5月28日、商品テスト財団Stiftung Warentest(SW)と共同で実施した電動アシスト自転車の性能テストの結果を発表した。それによると、対象となった16モデルのうち最高評価で […]

全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は5月28日、商品テスト財団Stiftung Warentest(SW)と共同で実施した電動アシスト自転車の性能テストの結果を発表した。それによると、対象となった16モデルのうち最高評価である「秀」を得たモデルはなく、2番目に高い評価「優」も2モデルにとどまった。一方、不合格は9モデルと過半数に達しており、電動アシスト自転車は改善の余地が大きいことが浮き彫りになった(表参照)。

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ADACとSWは、乗り物である以上、乗り手の安全が最優先されなければならないとして、安全性・安定性(壊れにくさ)で合格点に達しなかったモデルは他項目の評価が高くても総合評価を不合格とした。不合格モデルのうち「Levatec Demission」は、安全性の問題に加え、試験用に調達したすべてのサンプルでバッテリーが故障していた。

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対象モデルのすべてで評価が高かったのはハンドルグリップ中の化学物質の項目。人体に有害とされる物質は全く含まれていなかった。

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