ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年5月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が0.2%となり、前月に引き続き小幅な伸びにとどまった。エネルギーと中間財がそれぞれ0.5%減、0.9%減となり、全体を強く押し下げた格好。エネルギーを除いた生産者物価の上げ幅は0.4%に上った。
\エネルギー価格が低下したのは石油製品が6.2%下落したためで、各製品の下げ幅は灯油が6.7%、軽油が4.4%、ガソリンが3.7%、液化ガスが18.5%に上った。
\中間財では金属が5.1%下落。圧延鋼とコンクリート鋼は各6.4%、8.3%下がった。飼料は12.3%上昇し、穀物粉も8.1%上がった。
\投資財は0.8%増で、耐久消費財と非耐久消費財もそれぞれ1.0%、2.1%上がった。非耐久消費財の押し上げ要因は食料品で3.6%上昇。バターは39.6%、牛乳も13.4%高くなった。
\生産者物価の前月比の変動率はマイナス0.3%で、4カ月連続で後退した。エネルギーを除いたベースでは減少幅が0.1%にとどまった。
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