自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は18日、中国販売網の強化方針を発表した。これまで進出していない地域を中心に販売店を設置するほか、ディーラー研修体制やアフターセールスサービスの拡充に取り組む。
\販売店は年平均50カ所のペースで増やしていく。今年は75カ所開設、そのうち36カ所は初めて進出する都市が占める。販売店総数は年末までに300カ所を大幅に上回る見通しだ。
\独シュツットガルト本社の販売統括拠点には中国販売の専門部署を設置、現地のニーズをくみ上げて販売を後押しする意向だ。
\同社は昨年12月、中国での乗用車販売事業を一元化すると発表。現地提携先の北京汽車(BAIC)と共同で折半出資の合弁販社Mercedes Benz Sales Servicesを設立した。それまではDaimlerの輸入車と現地生産車とで販売網が異なっており、相互に競合する弊害があった。
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