化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は4日、中国沿海部の寧波で酸化鉄顔料工場の建設を開始したと発表した。現地需要の拡大に対応するほか、輸出にも振り向ける。
\約5,500万ユーロを投じて寧波石化経済技術開発区(NPEDZ)に工場を設置し、2015年第1四半期から生産を開始する。生産能力は2万5,000トン。塗料や建材、樹脂メーカー向けに「Bayferrox」ブランドで販売する。
\同社は上海の金山区ですでに酸化鉄顔料の生産を行っている。生産能力は3万8,000トン。
\Lanxessは酸化鉄顔料と酸化クロム顔料の最大手メーカーで、合計の生産量は年35万トンを超える。
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