工作機械大手の独Gildemeister(ビーレフェルト)が25日発表した2013年4-6月期決算の営業利益(EBIT)は3,210万ユーロとなり、前年同期比で21%増加した。森精機との戦略提携の効果もありロシア、米国、日本事業が好調で、欧州事業の不振が相殺された格好。最終利益も26%増の2,010万ユーロに拡大した。売上高は5億890万ユーロで、9%増えた。
\新規受注高は6%減の5億5,120万ユーロに縮小した。2年に1度開催される業界見本市Emoを9月に控え、顧客企業が発注を見合わせていることが響いた格好。6月末時点の受注残高は1年前(11億ユーロ弱)をやや上回っている。
\経営陣は13年通期の新規受注高と売上高、最終利益で過去最高となった前期水準を維持するとしている。リューディガー・カピッツア社長はロイター通信に対し、Emoの新規受注効果もあり14年は業績が拡大するとの見方を示した。
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