ドイツ連邦統計局が7月30日発表した同月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が1.9%(速報値)となり、前月の同1.8%から0.1ポイント上昇した。エネルギーと食料品が全体を強く押し上げた格好。前月比の上げ幅は0.5%だった。
\食料品の価格は前年同月比で平均5.7%上がった。冬の寒波の長期化と春の天候不順、6月の洪水被害の影響で青果の価格が高騰している。エネルギー価格は同2.9%上昇した。
\コメルツ銀行のエコノミストは『ハンデルスブラット』紙に対し、青果の価格が下落するにつれて今後、物価が徐々に低下していくとの見方を示した。来年については賃金上昇の影響でインフレ率が2%を超えるとみている。
\欧州連合(EU)基準の物価変動率は前年同月比がプラス1.9%、前月比がプラス0.4%だった。
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