独鉄鋼2位メーカーのSalzgitter(ザルツギター)は14日の決算発表で、2015年までに従業員1,500人以上を削減する意向を明らかにした。欧州鉄鋼不況を受けた措置で、同社は利益を年2億ユーロ改善する。全従業員の6%を整理する方向。経営上の理由による解雇は可能な限り回避するとしている。
\2013年第2四半期(4~6月)の営業損益は2億6,950万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2,520万ユーロ)から大幅に悪化した。欧州の鉄鋼業界が過剰な生産能力を抱えていることが響いており、最終赤字は前年同期の700万ユーロから2億9,860万ユーロへと膨らんだ。売上高は8.4%減の25億3,050万ユーロ。粗鋼生産高は4.5%減の185万4,700トンだった。
\13年通期では税引き前赤字が約4億ユーロに達すると予想している。業績不振のほか、リストラ費用の計上が足かせとなる。14年は黒字転換を目指す。
\