ベアリング大手の独Schaefflerは8月28日の決算発表で、2013年通期の売上成長率を従来予測の4%から2%に下方修正した。産業向け部門の業績が振るわないため。営業利益(EBIT)については従来予測の約14億7,000万ユーロを据え置いた。
\13年6月中間期決算の売上高は56億1,400万ユーロで、前年同期から0.7%減少した。自動車向け部門は6.2%増の40億7,600万ユーロと好調だったものの、産業向け部門が13.5%減の15億3,800万ユーロに落ち込み足を強く引っ張った。
\EBITは7.2%減の7億2,400万ユーロ。部門別の内訳は自動車向けが15.1%増の5億7,900万ユーロ、産業向けが47.7%減の1億4,500万ユーロ。最終利益は11.3%増の5億6,100万ユーロに拡大した。
\産業向け部門の業績が低迷するのは、景気の先行き不透明感を背景に需要が鈍っているため。特にアジアの顧客が発注を控えているという。
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