独保険3位のTalanx(ハノーバー)が生保子会社HDI Lebensversicherungの清算を視野に入れている。業績が低迷しているためで、現在進める収益力強化に向けた取り組みが成果を上げなければ、清算などのより踏み込んだ措置に踏み切る。ヘルベルト・ハース社長が『ハンデルスブラット』紙のインタビューで明らかにした。
\HDI Lebensversicherungは利回りが低く、新規顧客が減少している。このため現在、コスト削減や投資利回りの向上に向けて取り組んでいる。
\Talanxはこれと同時に、◇新規契約事業を中止し、既存契約も清算する◇HDI Lebensversicherungの業務を特定分野に絞り込み、それ以外についてはグループの他の生保会社に移管する――などの措置を検討している。最終的にどうするかは年末までに決定する意向だ。
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