Deutsche Telekomの米移動通信サービス子会社T-Mobile USは9日、国際ローミング料金を部分的に廃止すると発表した。ローミング料金は移動通信各社の重要な収益源となっており、同料金の徴収廃止は今後の競争のあり方に大きく影響する可能性もある。
\国外ローミング料金は利用者が自国以外で携帯電話を利用した場合に課される追加料金。国内料金に比べ高額で、これを嫌って国外での携帯電話利用を控える顧客も多い。
\T-Mobile USはこうした事情を踏まえ、国際ローミング料金がかからないサービスを11月から開始する。対象となるのは「Simple Choice」という料金プランを利用している顧客。同サービスにより競合のAT&TやVerizonを追撃する意向だ。
\ただ、無料で利用できるのはEDGE規格の2G(第2世代携帯電話)サービスに限られる。3Gサービスで国際ローミングを利用する場合は引き続き追加料金がかかる。
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