デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクは25日、糖尿病治療薬「ノボラピッド30ミックス(二相性プロタミン結晶性インスリンアナログ水性懸濁注射液)」の部分回収を開始した。薬効成分の濃度が規定値と異なり最悪の場合、患者が死亡する恐れがあるため。製品回収コストは現時点で未定という。
\欧州13カ国で回収を行う。対象となる製品はノボラピッド30ミックスのうち「フレックスペン」と「ペンフィル」の2種類。成分濃度が本来の数値を最大50%上回るか、同50%下回っている恐れがある。ドイツではバッチ番号が「CP50393」「CP507449」「CP50902」のフレックスペンが回収対象となる。
\同社によると、中国工場の製造タンクの1つで弁が壊れていたため、不具合が発生した。この弁の問題はすでに解決したという。
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