製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)は2日、C型肝炎治療薬「Faldaprevir」の第3相臨床試験(フェーズ3)で大きな成果が上がったと発表した。大部分の患者でウイルスが排除されたほか、これまでに比べ治療期間も大幅に短縮されたという。同社は今後、世界各国で販売許可申請を行う意向だ。
\フェーズ3ではFaldaprevirを「Interferon」ないし「Ribavirin」と併用して患者に投与した。参加した患者の数は2,200人強で、同社によると、83%の患者が完治した。また、他の治療薬で効果のなかった患者と、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)患者でも肯定的な結果が出たという。
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