印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が11日発表した2013年1-9月期決算の最終損益は2,020万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(450万ユーロ)から大幅に悪化した。世界市場の縮小が止まらないことが響いており、経営陣は13年通期の最終損益で黒字を確保するとした従来目標を撤回した。
\1-9月期の売上高は7億960万ユーロで、前年同期から20%減少した。新聞用の大型輪転機事業が特に不調で、枚葉印刷機、特殊印刷機事業も振るわなかった。営業損益は1,070万ユーロの赤字で、前年同期の黒字(1,890万ユーロ)から悪化している。
\同社は経営再建に向けてサービス事業と新製品を拡充するほか、新たな人員削減を行う方向。過去4年間ですでに計2,000人以上を整理しており、現在は従業員数が約6,200人となっている。
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