洋上風力発電プロジェクト事業者の独Bard(エムデン)は20日、業務を停止するとともに、北海の風力発電パーク「Bard Offshore 1」を新会社Offshore Wind Solutions GmbH(OWS)に譲渡すると発表した。新規受注が途絶え、事業を継続できなくなったためと説明している。
\Bard Offshore 1のほか、所有する船舶などもOWSに譲り渡す。これに伴い従業員300人はOWSに移籍。これまで行ってきた業務を引き続き行う。残り250人は来年1月末付で解雇される。
\Bard Offshore 1はボルクム島の沖およそ100キロの海域にある風力発電パークで、今年8月に稼働を開始した。計80基のタービンからなり、発電容量は400メガワットに上る。同パークの建設コストが当初予定を大幅に超過したこともBardの経営悪化につながった。
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