自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が東南アジア市場の開拓を強化する。追撃対象のトヨタ自動車に現地市場で大きく後れを取っているためだ。クリスティアン・クリングラー取締役(販売担当)が社内報で行った発言としてdpa通信が報じた。
\東南アジア諸国連合(ASEAN)市場におけるトヨタのシェアは約30%に上る。これに対しVWは1%強と極端に少ない。同市場が急速に拡大していることもあり、VWは今後、現地販売を強化。中期的には工場建設も視野に入れており、現在社内で検討中だ。現在はタイとインドネシアの提携先企業が一部のモデルをノックダウン生産するにとどまっている。
\VWは販売台数を2018年までに1,000万台以上に増やし、トヨタから世界トップの座を奪い取る目標を掲げている。
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