大手消火器メーカーMinimax(バート・オルデスロー)の出資者が同社を売却するもようだ。日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ(FAS)』紙が報じたもので、来年第1四半期から売却先の模索を開始するという。
\Minimaxは老舗消火器メーカーで、1902年に消火器の販売を開始した。現在は米UTC、Honeywell、および米スウェーデン資本のTycoと競合している。売上高は昨年が11億ユーロ。今年は12億ユーロに拡大し、営業損益(EBITDAベース)も1億4,000万ユーロ弱の黒字を計上する見通しだ。16日付『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙によると、Minimaxの売却価格はEBITDAの9~10倍の12億~14億ユーロが相場という。
\Minimaxの筆頭株主は投資会社IK Investment Partnersで、同社を2006年に買収した。その後、Minimaxは米同業Vikingと合併。現在の出資比率はIKが全体の3分の2で、残り3分の1は経営陣とVikingの元オーナーが保有している。
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