雑貨や衣料品の販売チェーンを手がけるStrauss Innovation(ランゲンフェルト)が自己管理型経営再建手続きの適用をデュッセルドルフ区裁判所に申請したことが1月30日、明らかになった。申請が承認されると、経営陣は今後3カ月間、債権者の介入を受けずに経営立て直しに注力できる。3カ月以内に再建のメドが立たない場合、裁判所は会社更生手続きを適用するかどうかを決定する。
\Straussは1902年創業の老舗小売店で、全国に計96の店舗を持つ。従業員数は1,400人。昨年初の寒波と昨年末の温暖な気候の影響で衣料品の販売が振るわず、大幅な安売りを余儀なくされ業績が大きく悪化した。同社は一部店舗の閉鎖と人員削減の可能性を排除していない。
\Straussは2008年にも経営破たんの瀬戸際に追い込まれた。このときはスウェーデンの投資会社EQTが買収。黒字転換に成功した。10年になって米投資会社Sun Capitalに転売されている。10年当時の売上高は約1億7,000万ユーロだった。
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