独時計・宝飾品小売売上高は昨年47億3,000万ユーロで、過去最高となった前年を約2億8,000万ユーロ下回った。これといったトレンド商品がなかったほか、金価格の下落で金を用いた製品の価格が低下したことが響いた。業界団体BJVへの取材をもとに17日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。BJVのヨアヒム・デュンケルマン会長は「安定した枠組み条件が続けば今年も昨年の水準に達する」との見方を示した。
金の価格は昨年、一時1オンス=500ドルまで低下した。14日現在、同1,300ユーロ超まで回復しているものの、1年前の水準を約300ユーロ下回っている。