ドイツ連邦経済省が6日発表した2014年1月の製造業受注指数(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比1.2%増となり、2カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏外からの受注が7.2%増加。国内も1.6%伸びた。ユーロ圏は前月に大きく増加した反動で8.8%落ち込んだ。
部門別でみると、伸び率が大きかったのは消費財で、6.3%増加した。ユーロ圏外と国内がそれぞれ9.9%、6.5%増加。ユーロ圏も2.9%拡大した。
中間財は1.4%増。国内は0.2%減少したものの、ユーロ圏とユーロ圏外が各3.3%増加した。
投資財は0.5%増えた。ユーロ圏外が8.3%拡大、国内も2.5%伸びた。ユーロ圏は前月に15.6%増と大きく伸びた反動で18.0%落ち込んだ。
特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、12~1月は前の期の10~11月を1.7%上回った。ユーロ圏外とユーロ圏がそれぞれ2.3%、2.2%増加。国内も0.9%伸びた。部門別の内訳は投資財が3.0%増、消費財が2.6%増、中間財が0.8%増だった。