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2014/3/19

総合 - ドイツ経済ニュース

ドイツの個人消費、2000年比で実質9.1%増加

この記事の要約

連邦統計局は11日、ドイツの個人消費支出が昨年1兆5,700億ユーロとなり、前年比で2.5%増加したと発表した。2000年に比べると31.6%の増加。インフレ率を加味した実質でも前年を0.9%、00年を9.1%上回った。 […]

連邦統計局は11日、ドイツの個人消費支出が昨年1兆5,700億ユーロとなり、前年比で2.5%増加したと発表した。2000年に比べると31.6%の増加。インフレ率を加味した実質でも前年を0.9%、00年を9.1%上回った。

個人消費に占める割合が最も高い項目は住居・光熱費で、全体の24.4%を占めた。これに交通費(13.4%)、アルコール飲料を除く食費(12.0%)が続いた。

一方、欧州連合(EU)の12年の個人消費に占める住居・光熱費の割合は24.2%だった。ドイツも24.2%。同割合が最も高い加盟国はデンマークで、29.3%に上った。これに同じ北欧のフィンランド(27.1%)、スウェーデン(27.0%)が続く。最低はマルタの11.9%で、ポルトガル(16.5%)がこれに次いだ。

EU全体の個人消費支出(12年)は前年比で実質0.7%減少した。下げ幅が最も大きかったのはギリシャで、9.1%に達した。上げ幅が最も大きかったのはラトビア(5.8%)で、これにエストニア(4.9%)が続いた。ドイツは0.8%増だった。

ドイツの国内総生産(GDP)に占める個人消費の割合は57.5%(12年)で、EU平均の58.4%をやや下回った。同割合が最も高いのはギリシャ(73.7%)、最も低いのはルクセンブルク(32.1%)だった。