特殊化学大手の独Evonik(エッセン)は20日、「Stoko」ブランドで展開する業務用スキンケア事業を英Debグループに売却することで合意したと発表した。同事業がEvonikの事業モデルに合致しなくなったためと説明している。取引金額は非公開。売却手続きは社内と独当局の承認を経て2カ月後に成立する見通しという。
Stokoは肌の洗浄、ケア、殺菌用の製品を製造。独クレーフェルトと米グリーンズボロ、露ポドリスクに工場を持つ。
Debは世界16カ国に事業拠点があり、計100カ国以上で製品を販売している。Stokoの買収により、欧米事業のほか、ロシア、ブラジル事業を強化。業務用スキンケア用品世界最大手の地位を一段と強化する。