自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は4日、ルーマニアのセベシュにある変速機工場の拡張に向けて起工式を行った。2016年から乗用車用の9速自動変速機「9G-Tronic」を生産。新車販売の拡大に対応できる体制を整える。9G-Tronicは昨年、独ウンタートュルクハイム工場で生産を開始した新変速機。
セベシュ工場は2001年の開設で、ルーマニア子会社Star Transmissionが運営している。Daimlerは工場拡張に3億ユーロ強を投資する。新規雇用規模は約500人に上る見通し。