工具大手の独Stihl(ヴァイプリンゲン)は4月29日、軽量素材を用いたチェーンソーを開発したと発表した。炭素繊維、チタンなどの超軽量素材を投入している。販売する計画はないものの、今後の製品開発に生かす意向だ。
同チェーンソーは出力が5.4キロワットで、重量はわずか6キログラム。同社の同等製品(MS 661 C-M)に比べ1.4キロ(20%)軽い。また、チェーンソーとしては電子制御燃料噴射装置を初めて搭載し、状況に応じて燃料噴射量および噴射と点火のタイミングを最適化するようにした。
同日発表した2013年の売上高は28億1,400万ユーロで、前年を1.4%上回った。為替の影響を除いたベースでは増収率が5.0%に上った。利益は公表していない。