ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2014年4月の新規受注高は前年同月比で実質1%減となり、3カ月連続で1年前の水準を下回った。ユーロ圏外の受注が5%落ち込み、足を強く引っ張った格好だ。VDMAのエコノミストはロイター通信に、「最も振るわなかったのはロシアで、これにブラジル、中国、インドが続いた」と語った。
ユーロ圏の受注は1%減となったものの、すでに最悪期は脱したという。国外全体では4%減少した。国内は8%増となり、前月に引き続き大きく伸びた。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、2~4月は前年同期を実施4%下回った。国内は5%増となったものの、国外が7%縮小した。
受注は振るわないものの、今年は生産成長率で3%の増加を見込んでいる。