自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は6月25日、ポルトガルへの投資計画を発表した。新しいモジュール生産システムMQBの投入に向けて生産設備の近代化などを行う意向で、2018年までに総額6億7,700万ユーロを投じる。
MQBはドイツ語Modularer Querbaukasten(モデュラーラー・クヴァーバウカステン)の略で、プラットフォームを複数のモジュールに分けたうえで、車種ごとに組み合わせを変えて組み立てる生産方式を指す。VWはこれにより生産時間とコストを大幅に削減する方針で、現在、世界各地の工場で導入を進めている。
VWのポルトガル工場はリスボン近郊のパルメラにある。工場の近代化が終了すると雇用規模が500人拡大する見通しという。