ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2014年5月の新規受注高は前年同月比で実質2%減となり、4カ月連続で1年前の水準を下回った。国内はこれまでに引き続き好調で、5%増加したものの、国外が4%減となり、全体を強く押し下げた。ユーロ圏外が5%減となっており、VDMAのエコノミストは、途上・新興国経済の低迷が響いているとの見方を示した。ユーロ圏(ドイツを除く)は3%減となったが、改善傾向にあるとしている。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、3~5月は前年同期を3%下回った。内訳は国内が9%増、国外が8%減だった。