ドイツ連邦統計局が7月31日発表した2014年上半期のビール出荷高(ノンアルコールビール、麦芽飲料、欧州連合=EU=域外からの輸入を除く)は4,790万ヘクトリットルとなり、前年同期比で4.4%増加した。同国のビール消費量は長期減少傾向にあるが、今年はサッカー・ワールドカップ(W杯)の効果で需要が拡大。W杯が行われた6月は前年同月比14.0%増の970万ヘクトリットルと大きく伸びた。
上半期の国内向け出荷高は3,970万ヘクトリットルで、前年同期を3.1%上回った。全体の出荷高に占める割合は82.8%。
輸出はEU加盟国向けが5.3%増の520万ヘクトリットル、EU域外向けが22.2%増の290万ヘクトリットルだった。醸造所内の自家消費は10万ヘクトリットル弱で、0.4%減少した。