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2014/8/27

経済産業情報

デパートをよく利用する人はわずか24%

この記事の要約

デパートを「よく利用する」ドイツの消費者は全体の24%にとどまることが、調査会社ユーガブの調べで分かった。「ほとんど利用しない」は64%、「全く利用しない」は11%に達しており、デパートの地盤沈下が鮮明になった格好だ。 […]

デパートを「よく利用する」ドイツの消費者は全体の24%にとどまることが、調査会社ユーガブの調べで分かった。「ほとんど利用しない」は64%、「全く利用しない」は11%に達しており、デパートの地盤沈下が鮮明になった格好だ。

特に18~24歳の若い層では、全くないしほとんど利用しないの合計が80%を超えた。利用頻度は55歳以上の高齢層で最も高く、デパートの先行きは暗い。

デパート大手のカールシュタットで大規模な店舗整理が避けられなくなっていることをどう思うかとする質問に対しては、53%が「同デパートは都市中心部の魅力の一部であり、維持すべきだ」と回答。これに「店舗閉鎖は残念だが、経営を維持するためのコンセプトがない以上、閉鎖は仕方がない」(31%)、「デパートの時代は終わった」(14%)が続いた。

ユーガブは19日から21日にかけて消費者1,023人を対象にアンケート調査を実施した。