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2014/9/3

総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価19カ月連続で低下、7月-1.7%に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局が8月27日発表した2014年7月の輸入物価指数は前年同月比1.7%減となり、19カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が8.2%下がったことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベースでは […]

ドイツ連邦陸運局が8月27日発表した2014年7月の輸入物価指数は前年同月比1.7%減となり、19カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が8.2%下がったことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベースでは下落幅が0.5%にとどまった。

エネルギーでは天然ガスが20.3%減と大きく下がった。石炭は9.8%減、原油は4.2%減、石油製品は3.4%減だった。

鉱石は8.9%減。鉄鉱石が15.4%下がったことが大きく、非鉄金属鉱石は0.5%上昇した。

金属では粗鉄・鉄鋼・鉄合金が0.2%増、非鉄金属(半製品を含む)が1.9%増で、ニッケルは27.2%高くなった。

穀物は5.8%減、牛乳・乳製品は2.8%増、コーヒー生豆は30.2%増だった。

7月の輸入物価指数は前月比では0.4%減となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。エネルギーが3.4%低下。エネルギーを除いたベースでは0.1%上昇した。

7月の輸出物価指数は前年同月比が0.1%減、前月比が0.1%増だった。