サノフィ―デング熱ワクチン開発に成功―

製薬大手の仏サノフィ(パリ)は3日、デング熱ワクチンの開発に成功したと発表した。臨床試験の最終段階であるフェーズ3で成果が上がっており、来年下半期に市場投入する考えだ。デング熱にはこれまでワクチンがなかった。

ラテンアメリカの子供2万人以上を対象に臨床試験を実施しところ、ワクチン有効率(感染リスクの低下率)が60.8%に達した。

世界保健機関(WHO)によると、デング熱の罹患者は年1億人に上る。アナリストは同ワクチンの売上高が年10億ユーロに上るとみている。

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