高級アパレル大手の独ヒューゴ・ボス(メッチンゲン)は2日、英投資会社パーミラが同社株11.2%を放出すると発表した。これによりパーミラの出資比率は50%プラス1株から39%弱に低下。ヒューゴ・ボスの浮動株比率は59%に上昇する。2日の終値をもとに計算すると、パーミラが放出する株は約8億5,000万ユーロに上る。
パーミラは2007年、伊ファッション大手ヴァレンティノを買収。これに伴い、ヴァレンティノの子会社だったヒューゴ・ボスも傘下に収めた。11年から出資比率を引き下げており、今回の措置により経営権を喪失する。