ディスカウントスーパー大手の独アルディが英国の店舗数を2021年までに現在の530カ所から約1,000カ所に拡大する。同国事業が好調なため。他のスーパーは同社と独リドルの価格攻勢を受けて苦戦を強いられており、英市場の競争環境は一段と厳しくなりそうだ。ブルームバーグ通信などが報じた。
アルディは昨年、計42店舗を開設した。今年は54店舗を計画している。
ドイツの2大ディスカウントスーパーであるアルディとリドルは近年、英食品小売市場を席巻しており、テスコなど他のスーパーから昨年1年間だけで計1.6ポイントのシェアを奪取。シェアを8.4%に拡大した。
現地スーパーのモリソンは12日、両社に対抗するために今後、販売価格を計10億ポンド(12億6,000万ユーロ)引き下げる方針を打ち出した。