風力発電設備大手のノルデックス(ハンブルク)は22日、独プロジェクト事業者PNEヴィントからタービン24基を受注したと発表した。受注額は明らかにしていないものの、単独の受注としては同社史上最大だとしている。ドイツでは8月の再生可能エネルギー法(EEG)改正を受けて再可エネ発電プロジェクトの見通しを立てやすくなったため、需要が拡大しているという。
PNEはベルリンの南東およそ100キロの森林地帯に風力発電パーク「クランスドルフ」を開設する。設置するタービンは風力の弱い地域に適したノルデックス「N117/2400」で、発電容量は計57.6メガワット。11月に着工し、来年秋に稼働を開始する予定だ。