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2014/10/8

経済産業情報

郵便料金1月に値上げ

この記事の要約

郵便大手のドイツポストは1日、一部サービスの料金を引き上げると発表した。人件費の上昇を受けた措置で、物流・インフラ向けの投資資金を確保する狙いもある。連邦ネットワーク庁が承認すると、来年1月1日付で値上げが行われる。 国 […]

郵便大手のドイツポストは1日、一部サービスの料金を引き上げると発表した。人件費の上昇を受けた措置で、物流・インフラ向けの投資資金を確保する狙いもある。連邦ネットワーク庁が承認すると、来年1月1日付で値上げが行われる。

国内サービスでは20グラム以下の封書の料金を現在の60セントから62セントに引き上げる。また、企業などが広告やカタログの送信に利用する「インフォポスト(Infopost)」サービスでも、大型(縦100~353ミリ、横70~250ミリ、高さ20ミリ、重量1キロ以内)料金を36セントから39セントに値上げする。インフォポストの大型料金値上げは18年ぶり。20超~50グラム以下の封書は90セントから85セントに値下げする。

国際サービスではハガキと20グラム以下の封書をそれぞれ75セントから80セントに引き上げる。このほか速達(5.12ユーロから5.36ユーロ)、着払い(7.14ユーロから8.33ユーロ)、業務用往復ハガキ・封書(1.10ユーロから1.20ユーロ)が値上げされ、枚数ベースのインフォポスト(Infopost International)も「プライオリティー(主にエアメールを利用)」が48セントから50セント、「エコノミー」が45セントから47セントにそれぞれ引き上げられる。