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2014/10/15

経済産業情報

世界ブランド価値ランキング、メルセデスが初のトップ10入り

この記事の要約

企業ブランド調査・コンサルティングを手がけるインターブランドが8日発表した最新の世界ブランドランキング「Best Global Brands(2014年版)」で、ドイツの自動車ブランド、メルセデス・ベンツが前年の11位か […]

企業ブランド調査・コンサルティングを手がけるインターブランドが8日発表した最新の世界ブランドランキング「Best Global Brands(2014年版)」で、ドイツの自動車ブランド、メルセデス・ベンツが前年の11位から10位に上昇し、初めてトップ10入りを果たした(下の表を参照)。独ブランドは全体的にみて自動車が強く、トップ100にはBMW(11位)、フォルクスワーゲン(31位)、アウディ(45位)、ポルシェ(60位)も入っている。

独ブランドはトップ100に計11ブランドがランクインした。米国の55を大幅に下回るものの、2位に付けている。3位は日本(7)、4位はフランスと英国(各5)、6位はオランダと韓国(各3)だった。

自動車以外でトップ100に入ったドイツのブランドはソフト大手SAP(25位)、複合企業シーメンス(49位)、保険大手アリアンツ(55位)、スポーツ用品大手アディダス(59位)、物流大手DHL(81位)、衣料品大手ヒューゴ・ボス(97位)で、DHLとヒューゴ・ボスは初めて100位以内に入った。

ブランド価値(金額ベースで算出)の成長率はハイテク、自動車分野の企業で大きく、SNS大手の米フェイスブックは86%の伸びを記録した。これにアウディ(同27%)、アマゾン(25%)、日産(23%)、フォルクスワーゲン(23%)が続く。

インターブランドはブランド価値を財務データ、特許および消費者アンケート調査結果をもとに算出している。