自動車大手のダイムラーと工業ガス大手のリンデは8日、石油会社の協力を得て2015年末までに国内13カ所に水素供給ステーションを設置すると発表した。ダイムラーは水素燃料車の本格投入を17年に計画しており、同車両の普及に欠かせない燃料供給網を構築していく考えだ。両社ともそれぞれ約1,000万ユーロを投資する。
両社は昨年、水素ステーション網の構築計画を発表した。政府や他の企業、組織と共同で現在16カ所にとどまる国内の供給拠点を23年までに約400カ所へと拡大する計画。
今回発表した取り組みでは、石油大手のトタルが8カ所、OMVが3カ所、AVIAとホイヤーがそれぞれ1カ所に水素ステーションを開設する。