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2014/10/22

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価3カ月連続上昇、エネルギーを除いたベースで

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年9月の生産者物価指数は前年同月比1.0%減となり、14カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が3.8%下落したことが響いた格好。エネルギーを除いたベースでは0.1増とな […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年9月の生産者物価指数は前年同月比1.0%減となり、14カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が3.8%下落したことが響いた格好。エネルギーを除いたベースでは0.1増となり、3カ月連続で上昇した。

エネルギーの内訳をみると、石油製品は5.1%下落。天然ガスは国内産が21.4%、国外産が5.1%の幅でそれぞれ低下した。電力も3.5%下がっている。

中間財はマイナス0.3%で、穀物粉と飼料は各3.4%、7.7%下落した。金属も0.2%低下している。投資財と耐久消費財はそれぞれ0.6%、1.3%上昇した。

非耐久消費財はプラスマイナス0%。食料品は0.8%減で、バターと砂糖は下げ幅がそれぞれ24.2%、13.5%に達した。コーヒーは7.1%増、加工じゃがいもは4.7%増、チーズ・凝乳は4.4%増だった。

9月の生産者物価は前月比では横ばいを保った。エネルギーは0.1%ながら上昇。中間財はプラスマイナス0%で、投資財と耐久消費財はそれぞれ0.1%上がった。非耐久消費財は0.3%低下した。