断熱材メーカーがドイツ市場で違法なカルテルを結んでいる疑いで連邦カルテル庁が3月中旬に、関係各所に立ち入り調査を実施したことが3日、明らかになった。業界団体・硬質フォーム産業連盟(IVH)はメディアの問い合わせに、1997年にも同様の容疑で調査が行われたが、最終的に中止されたことを指摘。今回もカルテルの形跡はないとして、調査が中止されるとの見方を示唆した。
容疑は新築住宅の断熱材に用いられる硬質フォームの分野で価格・販売カルテルが結ばれていたというも。容疑の対象となる期間は98年から現在までと長い。計20社と業界2団体が調査を受けている。