欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2014/11/5

経済産業情報

晩婚化進む、初婚年齢は男性で32.2歳に

この記事の要約

ドイツで晩婚化が進んでいる。連邦人口研究所(BiB)が10月29日明らかにしたところによると、2012年の初婚年齢は男性で平均32.2歳となり、東西ドイツが統一された1990年の27.9歳から4.3歳上昇。女性も同25. […]

ドイツで晩婚化が進んでいる。連邦人口研究所(BiB)が10月29日明らかにしたところによると、2012年の初婚年齢は男性で平均32.2歳となり、東西ドイツが統一された1990年の27.9歳から4.3歳上昇。女性も同25.2歳から29.9歳へと4.7歳高くなった。結婚する男性と女性の年齢差は平均2.3歳で大きな変化がなかった。

晩婚化の背景には◇就学期間の長期化◇キャリア環境の変化◇結婚以外の生活のあり方に対する社会の許容度の高まり――がある。BiBの研究員は同棲を経てから結婚する夫婦が増えていることも大きな要因だと指摘した。

地域別でみると、晩婚化は東部地区(旧東ドイツ)で急速に進んでおり、男性の初婚年齢は90年の25.9歳から33.3歳へと7.4歳上昇。女性も23.6歳から30.8歳へと7.2歳高くなった。西部地区(旧西ドイツ)では男性の上昇幅が3.6歳(28.4歳から32.0歳)、女性が同4.0歳(25.7歳から29.7歳)にとどまる。東部地区の初婚年齢は01年以降、西部地区を上回っている。