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2014/11/12

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業売上、9月は減少幅が0.4%に縮小

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が10日発表した2014年9月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.4%減となり、2カ月連続で後退した。ただ、8月の数値は当初の同2.6%減から1.0%減へと大幅に上 […]

ドイツ連邦統計局が10日発表した2014年9月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.4%減となり、2カ月連続で後退した。ただ、8月の数値は当初の同2.6%減から1.0%減へと大幅に上方修正されており、製造業売上はこれまで懸念されていたほどは悪化していないもようだ。

国内売上が前月の2.6%減(当初発表の3.5%減から改定)から0.3%増へと改善した。ユーロ圏は2.0%減と、前月の0.7%増(当初の0.6%増から改定)から悪化。ユーロ圏外も前月の0.3%増(当初の2.9%減から改定)から0.2%減へと落ち込んだ。

部門別では自動車・自走車部品が9.6%減となった前月の反動で2.8%増加した。食品・飼料も0.2%ながら拡大へと転じている。その他の主要部門はすべて前月を下回っており、情報・電子・光学機器では減少幅が2.8%、金属製品でも同2.7%に達した。機械は1.4%減、化学は1.2%減だった。

1~9月の製造業売上は物価・営業日数調整後の実質で前年同期を2.9%上回った。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ4.2%増加。国内も1.5%の伸びを記録した。