独情報通信業界連盟(Bitkom)は16日、ドイツの娯楽家電市場規模が来年は前年比3.3%減の102億ユーロに後退するとの見通しを明らかにした。スマートフォンやタブレットPCに押されてデジタルカメラ、テレビなどの市販価格が押し下げられていることが影響。全体の44%を占めるフラットテレビは1.5%減の47億ユーロ、デジカメは11%減の11億ユーロに落ち込むとみている。オーディオ機器はストリーミングなどインターネットを介した利用が増えているため、3%増の15億ユーロに拡大する。Bitkomのディーター・ケンプ会長は、ネット接続機能の有無が娯楽家電を購入する際の決定的なポイントになっているとの見方を示した。
Bitkomは欧州情報技術観測所(EITO)のデータをもとに今回の予測を作成した。