デンマークのジュエリー大手パンドラは5日、ドイツの直営店網を大幅に拡充すると発表した。直営店事業は収益力とブランド発信力が高いため、ファッション業界では同事業を強化する動きが強まっている。
婦人服の製造小売事業者(SPA)であるBIBAから店舗を最大78カ所(売り場面積65~80平方メートル)引き継ぐ。投資額は計5,000万ユーロで、パンドラの独店舗数は現在の83カ所からほぼ倍増。カールシュタット、カウフホーフ(以上デパート)、クリスト(宝飾品・時計販売)など小売事業者への依存度が低下する。
パンドラは1982年の設立で、世界80カ国で事業を展開している。販売拠点数は9,300カ所で、そのうち約1,300カ所をストアが占める。2013年の売上高は約12億ユーロだった。