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2015/2/18

経済産業情報

洋上風力発電をモジュール方式で設置、ドングが計画

この記事の要約

洋上風力発電をモジュール方式で設置することを、デンマークのエネルギー大手ドングエナジーが検討している。これまでの設置法では投資コストが高く、発電費用も低くならないためだ。同社のサムエル・ロイポルド取締役(洋上風力発電担当 […]

洋上風力発電をモジュール方式で設置することを、デンマークのエネルギー大手ドングエナジーが検討している。これまでの設置法では投資コストが高く、発電費用も低くならないためだ。同社のサムエル・ロイポルド取締役(洋上風力発電担当)が独『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。

ドングエナジーでは洋上風力発電パークの発電コストが2013年時点で1メガワット時(MWh)当たり約160ユーロだった。現在はこれをやや下回るものの、陸上風力発電や太陽光発電を大幅に上回る。同社は2020年までにこれを約100ユーロに引き下げ、同発電の生産性を高めたい考えだ。

独シーメンスで風力発電タービン事業を統括するマルクス・タッケ氏はトラック製造業界にならってモジュール生産を導入することを検討していると明らかにしたうえで、これにより20年までにコストを40%圧縮できるとの見方を示した。