実質賃金、2000年の水準を初めて上回る

労組系の経済・社会科学研究所(WSI)は18日、2014年の実質賃金(インフレ率調整)が00年を1.4%上回ったと発表した。00年の水準を超えるは初めて。ドイツでは経済の不振を受けて2000年代前半に労働市場規制が緩和され低賃金セクターが大幅に拡大したため、賃金の伸びが抑制されていた。近年は経済競争力が高まり、人材不足も起きているため、賃金の上昇率が大きくなっている。

労使が取り決める協定賃金の適用を受ける約1,900万人に限ると、14年の実質賃金は00年を10.9%上回った。

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