ドイツ連邦統計局が13日発表した2015年2月の卸売物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の2.6%から縮小した。低下率が縮むのは4カ月ぶり。石炭・石油製品の下落率が前月の18.5%から15.7%に下がったことが大きい。卸売物価の下落は20カ月間、途絶えることなく続いている。
石炭・石油製品以外では牛乳・乳製品・卵・食用油脂(下げ幅7.7%)、家畜・ペット(同7.4%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(6.4%)、青果・じゃがいも(4.7%)で大きく下がった。コーヒー・茶・カカオ・香辛料は12.7%上昇した。
卸売物価指数は前月比では0.5%増加し、5カ月ぶりに上昇へと転じた。石油製品の価格が2.9%上がったことが最大の押し上げ要因となった。