高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が12日発表した2014年12月期決算の純利益は前期比9.2%増の58億1,700万ユーロとなり、過去最高を記録した。新モデルの投入や利益率の高い大型モデル、オフロード車の需要増が主な増益要因で、営業利益(EBIT)も14.3%増の91億1,800万ユーロに拡大した。売上高は5.7%増えて過去最高の804億100万ユーロに達した。
主力の自動車部門は売上高が6.4%増の751億7,300万ユーロに上った。EBITは8.9%増の72億4,400万ユーロで、売上成長率を上回る伸びを記録。売上高営業利益率(EBITベース)は前期の9.4%から9.6%に上昇した。
同社は中国市場の急速な拡大に支えられて販売台数を毎年大きく拡大。14年12月期は前期比7.9%増の211万7,965台となり、初めて200万台の壁を突破した。今年も販売増を見込んでいる。