ドイツ連邦統計局は12日、2013年12月時点の要介護者数が263万人で、2年前の11年12月から5.0%増加したと発表した。自宅で介護を受ける人は全体の71%(186万人)で、47%(125万人)はもっぱら家族が自宅で世話をしている。訪問介護を受けるのは23%(61万6,000人)、老人ホーム入居者は29%(76万4,000人)だった。
要介護者に占める65歳以上の割合は83%、85歳以上は同37%だった。また、要介護者のうち35%は痴ほう症や精神疾患を患い日常生活に大きな支障がある。
11年12月に比べて増加率が最も大きかった介護の形態は訪問介護で、6.9%に上った。家族による介護は同5.4%、老人ホームは2.9%だった。