ドイツ化粧品小売事業連盟(VKE)は23日、国内で昨年押収された化粧品の件数が前年比54%増の102万4,840件となり、衣料品を抜いて最大になったと発表した。押収額226万5,000ユーロだった。
VKEに加盟する企業の昨年の売上高は20億1,000万ユーロで、前年を2.4%上回った。マスカラ、口紅などのメークアップ部門が4.9%増加。ボディケア用品も2.8%増えた。女性用香水は2.1%増。基礎化粧品は食品スーパーやディスカウントスーパーとの競争が激しく1%の増加にとどまった。男性用化粧品は香水が2.9%減となったことが響き0.5%落ち込んだ。
VKEには国内に販売ルートを持つシャネル、クラランス、エスティローダーなどの中・高価格帯化粧品メーカーとブランド品販売事業者が合わせて約60社、加盟している。