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2015/4/15

経済産業情報

乗用車新車登録、3月は9%増に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2015年3月の乗用車新車登録台数は前年同月比9.0%増の32万3,039台となり、4カ月連続で拡大した。ドイツ車が9%増の22万8,000台、輸入車が8%増の9万5,100台と、 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2015年3月の乗用車新車登録台数は前年同月比9.0%増の32万3,039台となり、4カ月連続で拡大した。ドイツ車が9%増の22万8,000台、輸入車が8%増の9万5,100台と、ともに好調だった。1~3月の累計は前年同期比6.4%増の75万7,630台で、内訳はドイツ車が8%増の54万6,900台、輸入車が3%増の21万800台だった。

3月の伸び率が最も大きかったブランドはジープで、前年同月比122.7%増の1,343台を記録。これにスズキ(99.3%増の5,277台)、スマート(70.7%増の3,844台)、ポルシェ(53.2%増の3,036台)が続いた。

ドイツ車はすべて増加した。各ブランドの実績はフォードが15.1%増の2万2,721台、フォルクスワーゲン(VW)が14.3%増の6万7,223台、アウディが12.3%増の2万7,440台、ミニが7.2%増の3,436台、メルセデスが4.6%増の2万7,674台、オペルが4.1%増の2万3,044台、BMWが2.2%増の2万4,317台。

スズキ以外の日本車は三菱が46.7%増の2,866台、ホンダが17.7%増の2,915台と好調で、マツダも5.2%増の7,093台と伸びを記録した。トヨタ(1.4%減の7,429台)、スバル(5.5%減の938台)、日産(21.0%減の6,997台)は落ち込んだ。レクサスは165台(増減率のデータなし)。

日本車以外の主な輸入ブランドはルノー(13.5%減の1万37台)を除いてすべて増加した。各ブランドの実績はフィアットが20.4%増の8,332台、シトロエンが16.9%増の5,678台、プジョーが16.2%増の5,821台、ランドローバーが12.7%増の1,761台、現代が8.1%増の1万985台、セアトが5.7%増の9,080台、起亜が4.5%増の5,102台、ダチアが2.0%増の4,056台、シュコダが1.4%増の1万7,984台だった。

部門別ではバンが12.7%減、大型車が3.6%減となったものの、それ以外はすべて増加。キャンピングカーでは伸び率が44.4%に達した。

新車に占めるディーゼル車の割合は46.9%で、前月の48.6%から低下した。ガソリン車は51.4%。エレクトロアウト(電気自動車とレンジエクステンダー)は55.3%増の1,278台に拡大した。新車の走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は平均130.5グラムで、前年同月から3.3%減少した。

一方、独自動車工業会(VDA)が同日発表した3月の国内乗用車生産台数は55万700台で、前年同月を5%上回った。輸出台数も8%増の42万7,300台と拡大している。1~3月の累計では生産台数が横ばいの147万3,300台、輸出台数が同じく横ばいの114万5,500台だった。

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